【Trashed, Lost & Strungout_CHILDREN OF BODOM】とにかく力で押し切る時に

CHILDREN OF BODOM

情緒豊かに歩く時があれば、足の筋力ひとつで推し進む時もある

自分、絶賛一大イベント真っ只中、であります。

百年に一度か!?と疑うような恋をした時。人生を賭けた試験に挑もうとしている時。子育て真っ盛りな時期。大病に遭遇して必死に生きている時。ひとそれぞれに「今は重要なイベント時期の中に居るぞ」と自覚的な時期というものがありますよね。今、私がそうであります。

ひとは誰でも感情が有りますし、様々なことを考えながら生きています。喜びや悲しみ、希望を不安を感じながら、色々な思考と感情を巡らせながら、大きな物事に取り組んでいきます。

心に秘めた想いがバフとなり、それが大きな効果をもたらす瞬間もあるでしょう。一方で、「その時」が来たらただただ力で押し切る、気力と体力を振り絞り、一心不乱に突き進まなければならない時もあるはずです。

あれこれと考えて、準備をして、心構えも固めて。いざその日が来たら、あとは推して参るのみ!というところでしょうか。

音楽には様々な力があります。その歌詞が、言葉が、一つ一つの音色が、体の細胞の隅々にまで行き渡るように、人生全体を押し上げる、彩る、そんなバフ効果のある。そんな楽曲もあります。

そして、ただただ「生きる筋力」をひたすらに強化してくれる楽曲もあるのです。It’s Metal!

こいつを聴けば、攻撃力2倍。防御力も2倍。

最大HPは3倍だ。

クリティカル率は+50%されちゃうぞ。

今は亡きスーパーギターヒーロー、アレキシ率いるメロデスの雄、CHILDREN OF BODOMの『Trashed, Lost & Strungout』。これまでの人生の中で、ここぞという場面に何回聴いたか解らない。

今は細かい理屈は抜きにして。今を生き抜くための圧倒的な力を、あなたに。

問答無用、説明不要。激熱なサウンドを喰らえ!

私は、人並みに音楽が好きでありまして、色々な楽曲を聴かせていただいております。海外の曲も多く聴きますが、英語詩での歌声をそのまま理解出来るほどの語学力もなく。ひとつひとつ歌詞を追い、意味を訳し、楽曲を消化する、ということもよく行うのですが…

この曲は、不思議とそんなきが起こらないのです。タイトルすらも意味を調べていない始末。

何なんでしょう。意味とか、メッセージとか、敢えて理解したくないのかも知れません。この楽曲を聴いた時に感じた、「圧倒的なナニモノカ」をそのままに残しておきたい。いつでも摂取出来る状態にとどめておきたい。

意味なんて知らない、言葉なんて聞き取れない。ただただ、最高にカッコ良い爆音を浴びて、自分に怒涛のバフを掛けてくれる存在として、残しておきたかったのでしょう。

とにかく、聴いてくださいよ。爆音厳守ですよ?

問答無用で切り刻んでいくギター。

跳ねるように、巧みに、巧妙に配置されていく音達。

腰を落とし、全身でリズムを刻みながら放つスタイルのアレキシの姿。

ヤンネのキーボードが合流すると、イントロからしてバンドのボルテージはMAXへ。

はい、最高。優勝です。そういうことです。

最高のギターと最高のキーボードが、どこまでもエクストリームに融合している一方で、ヘヴィネスとキャッチーさすら共存し、メロディアスで美しさを感じるという、もう全部載せ、全部マシマシ、あらゆるパラメーターをカンストさせたかのような「圧倒的なサウンド」こそが、私にとってのCHILDREN OF BODOMの揺るがない魅力であります。

この曲は、私の密かな推しでもある、ヘンカのベースサウンドに解りやすい見せ場があることも推しポイントですね。

緩急を付けて構成されるこの曲の中の、どこをどう切り取ってもカッコ良さは最高潮。トーンダウンして溜めるも良し、ギターだけで暴れるも良し、キーボードが炸裂するも尚良し。

この曲を聴いて、テンションが上がらない生命体が居るでしょうか。プロトデビルンも真っ青ですよ。

生きていれば、色々な場面があります。

時には、理屈も感情も、科学もお金も、神様も信仰すらも、何の足しにもならない瞬間があります。ただひたすらにぶち当たるしかない、そんな時こそ、メタルの出番。

こいつを聴けば、覚悟は完了。さぁ、推して参りましょう。

【CHILDREN OF BODOMの楽曲はこちら】

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