【Dragon Avengers_Phantom Excaliver】ドラゴンと戦えるメタルバンドは彼らしか居ない!

Phantom Excaliver

This is Phantom Excaliver!

みんな大好きファントムエクスカリバー。日本のヘビメタを背負って立つ、次世代メタルスターの渾身の王道楽曲がこちら、Dragon Avengersだ!

エクスカリバーという語感。聖剣というキーワード。実際に「剣」を常に手しているその井出立ち。

こりゃあもう、ドラゴンと戦わなきゃ始まらないでしょうよ?

Phantom Excaliverというバンドを知っている人も、知らない人も。

その名前と語感。

ドラゴンと対峙しているサムネ。

映像と、確かな技術を伴った楽曲。

セットで摂取すれば、この『Dragon Avenger』という作品に納得していただけることでしょう。親の小言よりも耳タコな『見た目が一見おかしなバンドほど、その音楽性はガチ』という格言を実体験出来るはず。

次世代の「ヘビメタ」を担うメタルヒーロー

昔、「ヘビメタ」って言葉嫌いだったんですよ。メタルに疎遠な方々から、「えー、ヘビメタ聴くの?」「ヘビメタ?ダサw」というリアクションを感じるたびに、「いやヘビメタじゃなくてメタルだからな!」と心の中で何度訂正したことか。メタル好きな中年なら、幼きあの頃に少なからず通った道ではないでしょうか。

ハードロックからヘビーメタルへ変遷し、とかく日本では「なんか変な恰好でうるさい音楽やってるおかしな人達」みたいな意味合いが「ヘビメタ」という言葉に勝手に集約されてしまったような、そんな気がしていました。

歳を重ねた今、「ヘビメタ」は日本で独自に進化した素晴らしい一つのジャンルである、と思えるようになりましたよ。実際に「ヘビメタ」「ジャパメタ」と言われるような音楽は、全世界共通の言葉である「Heavy Metal」とは一味も二味も違った、強烈な武器を持っていますからね。

そんなヘビメタを掲げる次世代スター、それが僕らのファントムエクスカリバーだ!

先述の通り、バンド名や世界観を実に上手く表現した楽曲に仕上がっております。まずはイントロ。大空を思わせるような壮大なメロディラインにギターが乗れば、もう冒険感満載。ファンタジーやゲームに触れてきた世代なら秒で感じる、心躍るファンタジー感。これよこれ!

全編通して爽快感溢れるメロディ、Cメロからの激熱展開、高音シャウトで締めくくるラストの展開。この濃縮された旨味は、メタル界のチャーシュー麺ですよ。こいつを食っときゃ間違いない。メタルで気分をアゲたい時は、もうこれ聴いときゃ大丈夫。どのラーメンにするか迷ったら、とりあえずチャーシュー麺にしときゃあ大丈夫!

歌詞もまた良いのよ。歌って全部そうだけど、「彼らが歌うからこその生まれるメッセージ」がね、良いわけよ。当然全ての歌詞、全体に想いが込められているとして。

「こみ上げる想いは明日の風となれ」

中年としては、この言葉に一発KOですよ。

歳を重ねると「想い」っていう物はどこまでも複雑でさ。幾つもの意味を持って、粘性を持ってドロドロとしていくわけ。

良いとか悪いとか、幸せとか不幸とか、悲しみとか怒りとか。一言で表せるようなものではなくて。家族が居る幸せ≒守らなければならない足かせ。守るもののない孤独≒自由に生きられる日々、とかね。なんだって表裏一体。〇か×か、白か黒か、そんな単純な世界ではないのですよ。

言い表せない想いは山ほどあるけれど、それは各々の人生に吹く風のようなもの。ひとそれぞれに違う風が吹いているのだから、比べたって、嘆いたって、なんの意味も持たない。だったら、その風に乗って行くしかない。むしろ、その風に乗って行けばそれで良いんじゃね?

風に乗って、どこまでも行こうぜ!(俺たちと一緒にな) なんて、若者達に励まされたような気分になっちゃうわけです。

冷静に考えて見ると、MVの仕上がり、かなり良いよね?

今やCGやら何やらと、様々な技術が発達していますからね。我々が若かりし頃の「旧世代の特撮映像」にワクワクしていた頃とは時代が違う、というのは解っていますけれど。それでも、プロモーションに膨大なお金を掛けられるようなスターではない彼らが作り出したものとして、「このMV、良く作ったなぁ!」と思いませんか?

オープニングのドラゴンが大空を舞い、折れた東京タワーと滅びた世界が映るシーンなんて、SFとして胸アツだよね。

マツがさらっと切り立った岩山のてっぺんでギターソロ弾いてるけどさ。あれってホントに実写撮影したのかな?面白要素も満載な仕上がりの中で一瞬だから油断してたけど、あそこかなりカッコいいシーンだゆね?

そんでかっちゃんが聖剣を光らせて、連撃を決めるシーン。やっぱりちょっとアツくなるよね。我々世代はあーいうシーン、大好きですもん。あの金髪がクラウドに見えて来るもん。

楽曲にシンクロさせたヒーロー的な仕上がり、抜群の仕上がりのCG。ちゃっかり端っこに映っている「東映」(で合ってたっけ?)をオマージュしたと思われる「聖剣」のロゴ。本当によく出来たMVだなぁ、とニヤニヤしながら眺めてしまうのでした。

でもね。

今この記事を書いているのは2023年ですよ。

謎に召喚された、ドスを持った悪そうな兄ちゃんが居るじゃないですか。

この人が正式メンバーとしてドラム演ってる世界線なんて、誰が想像出来たって話よ?

【Phantom Excaliverの記事はこちら】

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