【Handshake with hell_Arch enemy】目覚ましアラームにセットするなら是非この曲を

Arch Enemy

Hellとハンドシェイクしちゃうってことよ!

スーパーヒーロー戦隊的な人が、後楽園遊園地で!ボクと握手!ってやつ。今はもう通じないのかな?ある一定の世代には耳タコフレーズだと思うのですがね。

楽曲タイトルはHandshake with Hell。地獄の一丁目一番時、ついに地獄と握手を決め、片足突っ込んでしまうような、そんな第一印象を受けましたよ。ここでHandshakeっていうワードをチョイスするのが、また良いセンスですよねぇ。

この記事をはじめに書いていた当時、2023年の2月後半のことでした。そう、Arch Enemyの来日、Zeppツアーを前にして、興奮がピークに達している真っ只中。そこで思い浮かんだのが冒頭の一文だったということです。

自分が参戦したダイバーシティ東京のライブ、VIPチケットなるものが存在して、何とArch Enemyのメンバーと直接触れ合えるチャンスが誰にでも手に入る「かもしれない」というではないですか!?自分のパッシブスキルは「ド陰キャ」なもんで、当然そんなチケットは入手しなかったんですけどね。

正にZeppダイバーシティで、ボクと握手!というわけですよ。

ちなみに、通信技術界隈では「ハンドシェイク」という言葉には、機器同士が本格的な通信を行う前に、軽く通信して前提となる設定を行う、みたいな意味合いがあるとかなんとか。

そうした意味でも、一大ライブに参加する前にこのMVを見て、Arch Enemyというバンドとハンドシェイク通信をかまして、その音楽性を知りつつ、こちらのボルテージを着実に高めておきながら、全員ライブに備えよ!という意味も、勝手に見出したり、見出さなかったり(MV公開はライブよりももっともっと前の話でしたからね)。

Deceiver,Deceiverの中でも1,2を争う爆発力!

アルバムDeceiversの1曲目に配置されたこの曲。アルバム全体のオープニングともなるこの曲の始まりは、静かに鳴り響くギターサウンドで幕を開ける。この音色が静かながらに、既にエクストリーム全開の予感。その静けさから一転、ドカーンと一発派手なオープニングをかます様は、正にアルバムの幕開けに相応しい。

開戦の狼煙があがるのも束の間、一気にボルテージMAXへと駆け上がるギターはキュインキュインと鳴りまくり、デスヴォイスのシャウトで初っ端からボス戦かのような迫力!

起承転結の「起」は完璧。

エンジン全開となったメタルサウンドはもう止められない。まだサビに到達する前だと言うのに、ちょっとした隙間に差し込まれる音が激しいこと激しいこと。一方で歌声はクリーンな面も押し出して来て、良い意味でおやっ?と思わせてくる。

起承転結の「承」もまた完璧。

疾走するようなエクストリームさと、地獄のような重さと、心地良ささえ感じるメロディとを併せ持つ、ひと口にメロデスとは言ってもArch Enemyにしか出来ないこの所業。

無理。好き。

そして訪れる定番のブレイクタイム。静かに、しっとりと。神秘的な雰囲気を纏った歌声に、否応なしに場面転換が図られる。ここは歌声の独壇場にはなるんだけれども、静かに囁くだけでは終わらない。静かなりの「力強さ」に溢れた歌声をしっかり聴かせてくれる。

起承転結の「転」もぬかりなく完璧よ。

さぁ、この「転」を迎えたということは、次はどうなるか解りますね?メインディッシュ、必殺のギターソロタイムですよ。

もうこんなの、絶対カッコイイギターソロ来るよね?という予想を軽く超えて来るわけ。

エクストリームに次ぐエクストリーム。しかもその中にしっかりと「情念」が込められた激エモサウンドを浴びてしまえばもう後には戻れない。この曲を聴いて、カッコ良いと震えない人類なんて居るのかね?居ないよねぇ。

そしてギターソロの勢いをそのままに、楽曲は一気にクライマックスからエンディングへ。ギターソロが終わったから、もう一回メインのメロが来て終わりだなー、みたいな息を付く間を与えてくれない。楽曲後半の勢いに乗りながら、一気にゴールまで駆け抜けて行く。

起承転結の「結」。もう約束された完璧ぷりなんすわ。

目覚まし設定の音にぴったりですよ?奥さん

完全に私事で恐縮極まりないのですが、この曲を目覚ましタイマーに設定しております。実におススメなんですよ、これ。

オープニングはやや静かに始まりますからね。突然の爆音でびっくり!ということがないんです。お、音が鳴り始めたな~…という感触から始まるアラームは、中年の弱った心臓に実に優しいのです。

このあたりで目が覚めればそれで良し。それでも目覚めなければ続くメタルサウンドへと展開し、大き目の音で目が覚めていくというわけ。

そして目が覚めたとしても、慌てて止める必要はないですよ。1:00頃から突き上げて行くギターサウンドを聴けば、中年の朝一とは言え、気分が盛り上がらないはずもなく。良い感じに朝から最高のメタルをキメた上で、起床して行けば良いのですよ。

ただねぇ…もうおじいちゃんの世界に片足突っ込んでいる中年社会人としては、ですよ。

目覚まし鳴る前に…というか日の出と同時に強制的に目覚めますよね?何だろうね、あの習性。

【Arch enemyの記事はこちら】

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