外れ無しのパワーメタル生産工場@ドイツ
ヘヴィメタルと言えばどこの国を思い浮かべますか?
この質問に対して、回答は本当にひとそれぞれになることでしょう。
まぁ、やっぱりアメリカだよね?
NWOBHMが好きなんだよなぁ…そういう意味ではイギリス?
メタルと言えば北欧でしょう!
やっぱり日本人だもの、ジャパメタ一筋だね。
ジャーマンメタルが大好きな私としては、ドイツしか勝たん!
カテゴリー分けやジャンルを表す言葉なんて有ってないようなもので、ドイツのバンドだから…というよりは音楽性として、今はパワーメタルのような言葉の方が解りやすいのかな。
けれども、ジャーマンメタル!というパワーワードのインパクトは強烈で。メタルと言えばジャーマン!えげつないパワーと確かなメロディ感。抜群の聴きやすさと力強さで、いつの日も隣で寄り添い、力をくれていたように感じています。
中でも、やっぱりRageは大好物なんですわ。初期衝動も強烈な結成初期、プログレ要素まで網羅した中期、そしてメンバー変遷の末に行きついた4人体制で発表したアルバム『Resurrection Day』から作成公開されたMVがこの『Virginity』。
1980年代に結成され、今や大ベテランの域に達している彼らが放つ楽曲も、その姿も、満足度100%間違い無し。
ちょっと疲れたり、悩んだりした時は、とりあえずパワーメタル聴いときゃなんとかなるんですよ。それでどうにもならない問題は、いっそのこと放って置けば良いんです。
こんな歳の取り方、最高ですやん
まずこのサムネの破壊力ですよ。どどん!と画面に映る、5弦ベースを携えたヴォーカルはMr.Rage_ピーヴィ様であります。
1980年代結成という点から、その御年は想像がつきます。この年齢で、若手達を引き連れてパワーメタルをぶちかます。今尚走り続けるその姿は、カッコ良い意外の言葉が見付かりません。
この巨体。
スキンヘッド。
サングラス。
したためた白髭。
金属感とトゲ
いやもう、この見た目の時点で最高でしょ?北斗の拳のボスキャラかよ!
一切のネタも何も無しに、こんな歳の重ね方が出来たらどれだけ素敵か。この姿に変身出来るなら、今すぐ変身したい!この姿で渋谷とかを練り歩きたい。
ちなみに、サングラスを取ったらその瞳は優しさに溢れた可愛げのあるお姿な点も含めて大鉄板。シティハンターの海坊主を思い出しますね。
もちろん、楽曲の方も必殺ですよ。
スラッシュ感溢れるイントロで一気に引き込み、じっくりと叩き込むようなパワフルなキックを伴うミドルテンポのグルーブで包み込む。
サビはRAGEお得意のメロディと情感たっぷりに歌いあげるパターン。この口ずさみたくなるようなメロディ加減が彼らの音楽の美味しいところ。
ツインギター編成ならではの、2つの流れを重ねて巻き込んでいくかのようなギターソロに身を委ねれば、楽曲はいよいよクライマックスへ。叩きつけるようなスネアでがつんがつんと響くリズムに、拳を振り上げずには居られないでしょう。
じっくりとパワーをため込むように、ため込んだパワーを解き放つかのように展開した楽曲は、再びスラッシーな疾走で幕を閉じて行きます。
奇をてらうような音運びはせず、安心安全の力強さと気持ち良さを提供してくれる鉄板曲。日々の作業のお供にこの曲を流せば、進捗が捗る捗る!是非お試しあれ。
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