【クッキークリッカー】焼き過ぎ注意!クッキーという概念は人間をダメにします

【その他】

ひたすらクッキーを焼くゲーム?お、おぅ…そうか

ゲームに縁遠い方が見れば、困惑の一文でしょう。クッキーをひたすら焼いて何が面白いの?というか、そもそもどういうこと?と思うに違いない。

けれども、こちとらゲーム大好き中年。ファミコン登場の瞬間に立ち会い、ゲームと共に生きて来た世代です。

クッキーをひたすら焼くというゲームがめちゃくちゃ流行った≒こいつはやべぇぞ。

という確信がありましたね。アンテナがびんびん反応するこの感じ。ゲーム特有の、「何だか解らないし人生の役に立ちはしねぇけどめたくそ面白れぇんだ!」という要素がふんだんに散りばめられていることはまず間違いない。

けれど、人生の時間は有限。全てのゲームを楽しむだけの時間はないわけで。クッキークリッカーがバズり、数多の類似ゲームが登場した昨今になって、満を持してオリジナルのクッキークリッカーに挑む。何とも中年らしい冴えないムーブではありますが…いやぁ、面白い。

さくっとプレイ出来るブラウザ版はこちらから

ゲームの基本ルール

ことの発端は簡単。クッキーを1回クリックすると1枚増える。ポケットの中にはビスケットが~♬っと、こっちはビスケットだったか。つまりはクリックする度にクッキーが増える、と。

増えたクッキーは、ゲームの中での得点、もしくは通貨のように振る舞うことになります。クッキーをたくさん焼いて~溜めたクッキーを消費して~の繰り返し。

クッキーを焼く方法、つまりクッキーという「通貨」を増やしていていく方法は2通り。

①クッキーをクリックする。

②ゲームを起動している間、自動的に焼かれて増えて行く。

若干の表現の差異はあれど、基本はこの二つだけです。本当にこれだけ。そして、クッキーという「通貨」を用いて出来ることは以下の通り。

①クッキーを自動的に焼く装置/アイテムのような物を入手する。

②クッキーをクリックして焼く/自動的に焼かれる「量」を増やす。

つまり、とにかくクッキーを焼くだけなんです。それ以外のことなんて無い!

クッキーを一定量溜めることで物語が進む、謎が解けて行く!ということはありません。新しいモンスターが登場するとか、隠しグラフィックが表示されるとか、そういうのも無し。クッキーという「ゲーム内の得点が増えて行くだけ」という、何とも硬派なゲームとなっております。

もちろん、若干の演出と言いますか、ミニゲーム的な要素は用意されておりまして、シンプルな物から複雑怪奇な物まで様々ですが、どれもこれも「クッキーを増やす」という行為であり、クリックするか待つか、というシンプルなプレイスタイルに変わりはありません。

これだけのシンプルなゲームなのに、楽しいんですよね。

1枚から始まっていたクッキーが、10、100、1000…と億や兆の桁まで飛躍していく、スケール感がぶっ飛んでいくカタストロフィも楽しめますし、どうすれば効率的にことが運ぶのだろうか?という、自分なりの進め方、工夫、ビルドのような物も楽しめます。

これはクッキーをどうやって消費していくか、という選択に影響しますし、頑張ってクリックで増やして行くのか、のんびり自動生産で増やして行くのか、という方向性も無限の組み合わせがあります。

直接ゲームを操作していない時間さえも楽しみに変える + 静と動のバランス

この無限の発展性も見事なところですよね。実際にこの「基本的なゲームの骨子」を様々にアレンジしたゲーム(いわゆる放置ゲームと呼んで良いのでしょうか?)が大量に作られたという事実も、このゲームの秀逸さを物語っているでしょう。

この謎の「面白さ」こそがゲームの真髄

現代で「ゲーム」と言えば、ぱっと浮かぶのはビデオゲームでしょう。画面に映し出される映像を用いて様々な体験が出来るもの。そこには美麗なグラフィックスや壮大な物語、素敵な音楽が織りなす一大エンターテイメント。

けれども中年の方はご存知の通り、テレビゲームの発端は、本当にシンプルなものでした。何等かの操作を通してゲームをプレイし、得点の多可を競うことこそがゲームの基本でした。そう考えればなんてことのない、とてつもなく王道に沿ったゲームですよね。

そもそも、ゲームと言えばトランプのような物も含まれるでしょう。大富豪のようなゲームには勝ち負けという要素はあるのでしょうけれど、そもそもゲームなんて正に遊び。それでお腹が膨れるわけでもない、ただただ時間を浪費するだけの存在なわけです。

けれども、人生の限られた時間を楽しく浪費出来る、というのは至上の幸せではないでしょうか。

「遊び」や「ゲーム」の要素は、それこそ人類が生まれて以降、ずっと存在し続けていたでしょうから、人類が生存していくのに必要な物だったのでしょう。つまり、とてつもなく価値のある物なのですよ。

こういうゲームをしていると、時間がどんどん溶けて行きます。人生の価値観はひとそれぞれですから、こういう時間の使い方に否定的な方もいらっしゃるでしょう。

何が楽しいんだか…

その時間、無駄だよね

そんな時間があるなら別の何かをすれば良いのに

まぁまぁ、否定はしませんよ。ひとそれぞれですからね。けれども、人生をどのように費やしたとて、自分以外の誰かや世の中と強く結びついたとて、結局は自分自身が満足する生き方をするため、の道程でありましょう。

それならば、何となく平和な時間を過ごせたということは、とても素晴らしいことなのではないでしょうかねぇ。みんながそうして居れば、争いも起きませんしね。

一見するとダラダラとゲームをやることで「溶けて行った時間」は、何となく楽しく、平和で、紛れもなく幸福な時間であったことは間違いないでしょう。

こんな「なんだかこれは楽しいぞ!」というナニモノカをいちから生み出す方は、尊敬して止みません。ゲームに限らず、エンターテイメントに携わる方とかね。

あぁ、そうこうしている内にまたクッキーが増えていますね。さて、このクッキーを使って次はどう進めて行きましょうか…

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