【メタル経理マン_SEX MACHINEGUNS】当時のメンバーもまた、黄金期でありましたねぇ

SEX MACHINEGUNS

傑作シリーズはここから始まった!

2023年現在、メタル経理マン、メタルベンチャーマン、メタルタックスマンと計3作が存在するこのメタル〇〇マンシリーズ。記念すべき1作目となったこの曲が発表されたのは2015年のこと。

もぅ8年前になるのか…マジかよ。

この曲はなんと財務会計システムのCMソング!CMでSEX MACHINEGUNSの楽曲が流れるどころか、メンバー自身もCMに映っていたと記憶しています。テレビを見ていたらメタルバンドマンが映るという時代。本当に良い時代でありましたよ。確か円ショップの武富士のCM(世代の人なら解るはず)と同じ枠というか、同じ感覚で、特定の時間帯にはかなり頻繁に流れていましたよね。

更にもっと前の時代になれば、このSEX MACHINEGUNSはもちろん、様々なアーティストが音楽番組をはじめとしてテレビメディアに引っ張りダコな時代もあったんですよねぇ。

そして個人的な注目点は、前任ドラマーLEONの存在。

LEONもまた良きですよ。ド素人の個人的な感想として、タムを水平めにセットするドラマーのテクはガチ、というものがあります。

現ドラマーのトーマスがパワー全開エネルギーMAXのかめはめ波のようなドラムに例えるとしたら、LEONのドラムは日本刀の鋭い一太刀のようなイメージ。シャープでタイトな音をここぞという急所に適格に配置するかのような、緊張感のある匠の一撃のようでありました。

どちらも素晴らしきドラマーですよ。その辺りの現在との違いにも注目して見ると面白いかもしれませんね。

ギター、ベース、ドラムが織りなすガチムチのピュアメタル

まずはこのイントロですよ。ここにSEX MACHINEGUNSのゆるがぬ魅力が込められております。シンプルなギターフレーズで助走をするようなスタートから、ベースやドラムとのシンプルなバンドサウンドでマッチョなメタルを展開するこの形。

このシンプルな構造で尚且つカッコいい音を出す、簡単ではないですよねぇ。

HR/HMはとかく派手になりがち。歪んだ荒れ狂うギターの音色を重ねたり、ストリングスやキーボードの音を併せたり、様々な音らを足して足して、足し算の美学で構成される楽曲も少なくありません。

音数を重ねて楽曲のボリュームを増す。これもまた技術が居る方法ではありますが、個人的にはこの引き算の美学というか、少ない手数でしっかりと聴かせてくれるスタイル、大好きなんですよ。

何よりも音が飽和しないので、しっかりと聴ける、はっきりと解る。このギターフレーズカッコいいよね!と存分に味わうことが出来るんですよ。音の余白がしっかりとあるからこそ、出ている音がよく味わえる。

逆に言えばそのシンプルな音の旨味が足りなければ物足りなくなってしまうわけで。ガチ中のガチ勢にしか出来ない芸当です。

全編を通してメインのリフをしっかりと描きつつ、ギターソロではもはや鉄板過ぎる超絶サウンドを聴かせてくれる。もう安心・安全、の教科書のようなメタル。CMソングにもなることを踏まえて、かつてのHeavy Metal Thunderのように、メタルに触れ慣れない方でも解りやすい構成を意識されているのかもしれませんね。

色々な意味で貴重な作品となりました

SEX MACHINEGUNSがCMとタイアップしているという点。

当時は今よりもメディア露出も多かった弾丸ジャッキーのオラキオの出演。

前任ドラマーLEONの出演。

様々な側面から、今となってはレアで、貴重なMVですよね。そう言ってしまえば、全てのMVはいつかは貴重な財産になっていくわけですが…

しかし、8年前ともなると、SHINGO☆が何だか…可愛くないっスか?

今となってはSEX MACHINEGUNSの屋台骨のひとつとも言えるような存在となったSHINGO☆。底抜けの明るさと溢れるエネルギーで盛り上げてくれる彼。

この曲が発表される、もっともっと以前から参加していたため、現時点ではANCHANGを除けば最古参と言ってもよく、当時の時点で新メンバーということでもないのだけれども。

なんというか…若い。なんというか…初々しい。なんというか…可愛い。

なんて思っていたら、SHINGO☆と私、ほぼ同世代だったんですねぇ。容姿やキャラクターも相まって、もっともっとお若いかと錯覚していました。

そんな彼がLEONと共に「WAOH!」と叫ぶ一瞬のシーン。今見ると勝手に感慨深くなってしまいます。もちろん良い意味でね。そういう意味でも、MVって良いですよねぇ。

撮るのは大変でしょうけれども、是非是非こんなMVをたくさん作って欲しいものです。

【SEX MACHINEGUNSについての記事はこちら】

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