【The Price Of War2.0_RAGE】2.0という手法はもっと流行って欲しい

RAGE

楽曲に於けるver管理について

今やverという概念は一般的になっていますよね。

〇〇_ve1.0がスタートだとしたら。

〇〇_ver1.1は、大勢は変わらないマイナーチェンジ。

〇〇_ver2.0となれば、ver1.0とは大幅に変更が生じるけれど、原則的には進化版である、と。

この考えを楽曲に取り入れたRAGE。好きですよぉ、この取り組み!

特にバンドとして、ライブを重ねてバリバリ活動するタイプのアーティストの場合、楽曲のverupは常日頃から行われていると思うんですよ。

新譜による新曲発表直後と、新譜を引っ提げたライブツアーファイナルでの楽曲のクオリティ、仕上がりが格段に違うように、「今現在演奏したら、更に言えば今現在録音したら、もっと凄いのが出せるぞ?」ということはあるあるでしょう。

これ、アルバム収録用にリミックスverを創るとか、そういうのとはちょっと違いますよね。そしてしれっと再録音して上書きするわけでもない。

当時は当時としてしっかりとリスペクトし、残し、今現在の全力をver2.0という形で世にも残してくれる。何ともありがたいムーブではありませんか!

メタル大国ドイツに鎮座する、パワーメタルの要石。RAGEの名曲『The Price of war』を2.0へバージョンアップさせてこの曲で、テンションぶち上げて行きましょう。

ver1.0にあたる原曲はこちら。

パワーメタルという土俵に於ける正統バージョンアップ!

この『The Price of war』はRAGEの活動の中でも前半にあたる9thアルバムBlack in mindに収録されている楽曲。その発表は1995年となれば、2022年時点で28年が経過していることに!

ベテランバンドの凄みを感じずには居られませんが、それだけの時間が経過していれば、かつての名曲も当然のようにverupが発生しているというものですよ。

原曲と2.0を聴き比べていただければお解りになる通り、テンポや音程の変化はあれど、基本的には原曲をしっかりと踏襲しております。リマスターほどに同一ではないけれど、リミックスほどには異質でもない、というバランス。

そして当然、ver2.0の方がパワーアップしているということ。

28年前に自身が作成・演奏した楽曲よりも、よりパワフルで力強くなっている、という点は超一流にしか成し得ないことでしょう。

28年ですよ?仮に当時が30歳くらいだとしたら58歳、還暦直前ですよ。演奏技術、歌唱技術、単純な体力にしたって、衰えているのが普通というもの。活動を続けていることですらスゴイのに、どこまでもパワーアップを続ける…こんなの一部の化け物にしか出来ません。

とはいえ、音楽という物はとても繊細なものですし、好みも様々。当時の原曲の方が好みだと言う方もいらっしゃるでしょうし、当時の音は当時にしか出せなかったもの。それはそれで唯一無二で尊いものなのであります。

そこでve2.0という考え方がぴたっとハマるわけですね。上書きするわけではなく、ver1.0は1.0で確かに存在しつつ、ver2.0も表に出して行く。ファンとしては良いこと尽くしです。

RAGEならではのスラッシュかと思わせる激しさ、パワー溢れる力強さ、クセになる歌メロ。今も昔も変わらない「良さ」を残しつつ、最新のパワーを上乗せしていくこのムーブ。

ファン的には、全曲2.0が欲しいくらいですよ。

この気持ち、推しのバンドが居る方には、解っていただけるのではないでしょうか。

今も昔も変わらない、歌詞に込められたメッセージ

歌いたくなるメロディに個性的な歌声が載るRageの楽曲。英語に明るくない私でも、このフレーズがとても印象に残ります。

This is no justice. This is price of war.

とてもシンプルな単語で、すっと脳に吸収されて行きます。これは正義なんかではない。戦争の代償だ、という叫び。

2023年現在でも、このフレーズが心に留まるというのは、残念なことなのでしょう。残念ながら戦争は無くならず、大国がそれを為しているという事実。当然それについての非難は起こっているし、世界中が目まぐるしく動いているけれど、それを止めることは出来ていないわけで。

戦争は悲劇を生むし、無い方が良いに決まっている!というは妥当で正しい意見と言えるでしょう。けれど、そこから「誰が悪い?」「誰の責任?」「裏にある思惑は?」「隠された真実とは?」という所まで広がると、あれこれとキナ臭くなってしまうのは世の常なのでしょうか。その辺りの「ひとの想いの動き」にも恐怖を覚える今日この頃。

少し前、すんごい身近で犯罪にも至らない程度の事件があったんですよ。「いやがらせ」的なね。当事者に非常に近い渦中にいて、相当生の情報が手に入る場所に居ましたが、事の真相は解らず。

AさんがBさんを殴った。なんて超単純な事件だったとしても。

当事者の話を信じればそれが真実?その発言は真実だろうか?

目撃者が居ればそれが真実?目撃者は嘘を付かないだろうか?

その瞬間の映像があれば真相解明?映像はフェイクではないか?演技ではないか?

この始末ですよ。国と国の出来事だなんて、いわんやをや、ですよね。解りはしないと放棄することは許されない、とは言っても、真実なんて解りゃしないっすよ。あるかどうかすら怪しい。

確かなことは、This is no justice. This is price of war.という歌詞は1995年にもアーティストによって叫ばれていて、2023年の現代でもしっくり来てしまうということだけ。

愛の詩、恋の詩なんて何千年クラスなのだから、こんな事は当然なのだけれども。自分の人生で検知できる28年というリアルな時間を手に取ると、人間なんて変わらないもんだな、ということを肌感覚で再認識してしまうのでした。

【RAGEについての記事はこちら】

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