疲れた日々を戦い抜くための力が欲しいあなたへ
今や働くスタイルは様々。週末に働いてくれる方々いるからこそ世の中は回っておりますが、やはり多くの人は月～金を主戦場とし、水曜日に一週間の折り返しを迎えることでしょう。それこそ水曜日辺りはちょうど中間。終わりも見えず、苦しい戦いが強いられる日です。
疲れましたよねぇ。速く週末が来て欲しい。今週の残り後半を乗り越えるためのパワーが欲しい。理屈なんて要らない。とにかくパワーをくれ。そうでしょうそうでしょう。
そんなあなたに良いメタルがありますよ？お客さん。
RammsteinのIch Tu Dir Weh。こいつを爆音で聴けば、理由は解らないけれど無敵超人になったかのような力が手に入ります。
いや、これがホントなんですよ？理由は解らないけれど、ということの大半は、歌詞がドイツ語なので、その意味をすっと理解出来ないから、でありまして。歌詞の意味はね？うん。あまり気にしないでいいんじゃないかな？
この力強さ、なんと言葉で表して良いのやら…
なんというか、Rammsteinの曲は本当に困る。『聴いてみてよ、すげぇ良いから！』としか言えない。自分の稚拙な言葉なんかでは言い表せない。
Rammsteinには限らないんだけれど、こういうメタルを楽しむための秘訣はただひとつ。いやーちょっと音大き過ぎるかな？と思うくらいの音量で、聴いてみて欲しいんです。普段からやっていると耳が疲れてしまうから、「ここぞ」という時にだけでも、是非にね。
無条件に体と心が揺さぶられ、不思議な何かが湧き上がるんですよ。
マジで力尽きて倒れた場所から立ち上がりたくなるから。
マジで逆境に立ち向かっていきたくなるから。
マジで今度こそ勝てる！ような気がしてくるから。
騙されたと思って試して欲しい。
下手なドラッグなんかより、よっぽど飛ぶぞ？
オープニングは割と普通？の電子音。これからどうなるのかなー？なんて油断していると危険だ。
ダン！ダン！ダダダン！
という、とてもとてもシンプルで、とてもとても破壊力のある爆音にやられる。そして展開されるメインリフ。首を振りたくなるよねぇ。体を揺らしたくなるよねぇ。
おいおいこれはすげえぞ！と思ったところで一旦トーンダウン。あれ、静かなのか？激しく来ないのか？とこちらをウズウズと焦らしておいて、待ってましたのメインリフによるサビ。
重さ、激しさの中に確固として存在する、リンデマンの低音による歌唱の旨味！力強いサビとトーンダウンする幕間、クライマックスの劇的な展開による波状攻撃を受け、一曲を聴き終える頃には、体の奥底に謎のエネルギーが満ちているはず。
これはもう、ラムシュタインの楽曲の時には毎回同じことを言わずには居られないのだけれど。彼らの凄いところは、その曲構成のシンプルさ。一本筋を通すリフがあり、そのリフを徹頭徹尾終始貫き通すスタイル。
最高のリフをどうやって美味しく摂取するか、というところをとことん突き詰めて、煮詰めに煮詰める。こだわりにこだわり抜く。ギターのエフェクターやら音の調整もそうでしょう。弾き方だってそうでしょう。録音環境にだって、拘り抜いているでしょう。
こんなシンプルなリフを奏でているだけなのに、どうしてこんな凄い仕上がりなの？
という疑問への回答がこれに当たるんでしょう。一音一音への拘り。シンプルな音をどう重ねていけば至高へたどり着くことが出来るのか、というあくなき探求だったり。「アーティスト」とはよく言ったもので、正に芸術を突き詰めてくというのは、そういうことなんでしょう。
歌詞の内容？うーん…それはね？
え？ちなみに歌詞は一体何を唄っているのか…ですか？
うーん…知らない方が良い物って、あると思うんですよ。えぇ、はい。
メタルというものは、載せられていく歌詞にも「熱さ」だったり「普遍さ」だったり、パワーを与えてくれるものが多いですよね。挫けそうになった心を奮い立たせてくれる、そんなカッコ良い歌詞の楽曲だってたくさんあります。
ただねぇ…ラムシュタインはねぇ…センスが尖り過ぎているというか、なんというか。ドイツ語だから「ぴんと来ない」ことを良いことに、時にはとんでもない歌詞をぶちこんで来るんですよ。
今の時代、検索すれば何でも調べることが出来ますから。どうしても気になるという方は調べていたたければ良いかな…とね。でも、この曲が気に入った方ほど、調べない方が良いと思うんですよ。そんな方のために、歌詞の一説だけ日本語に訳しますとね？
尿道に有刺鉄線…
やめましょうやめましょう！今日はこれでおしまいにしましょう。良い子のみんなは、絶対にお父さんお母さんにこの歌詞の意味を聞いちゃあダメだぞ？
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