ストーリーの機微やニュアンスはてんで解らんが、ゲームは面白い
バイオミュータント、楽しんでおります。
前評判から知っていたし、実際に少しプレイしてみて体感もした、「ストーリーのよく解らなさ」は中々に健在でした。当初は「まぁ、こんなこともあるよね」くらいに受け止められていたのだけれども、細かいニュアンスが本当に、本当によく解らないので、もはや諦めの境地に達しました。
ストーリーはクソ!とかそういうディスりではなく、「マイツは考えるのを辞めた」状態ですね。割り切っちゃえば気にならないもんです。
独特な語り口は、まぁ割と有りだと思うんですよ。キャラクター達が直接理解出来る会話をするではなく、ナレーター的な音声がストーリーテラーとなる手法。人間ではない生物達のストーリーということも相まって、この手法は自分的には〇だと思いますね。
ただ、細かな意味が全く持って解らない。
重要キャラクターとの会話で選択肢があるんです。ストーリーの方向性が変わる重要な選択というよりは、あくまでもシステム的な選択肢。こんな選択肢、「機能として」よくあるじゃないですか。
・今聴いたクエストの情報をもう一度聴く
・別のクエストの情報を聴く
・雑談する
・会話を終了する
多分、こういうことをやりたいのだと思うのだけれど。想像して選択肢を選んでみるんだけれども。どうにも合致しない。こういうシステム的な部分まで解らなくなってくると、もう本当に全体の意味を捉える気力がなくなってしまいますね。
きっと、クエストでありがちなお使いを頼まれているんだろうな。好意的にお使いを受けるか、ちょっと軽口を叩くような選択肢もあるのかな。なんて必死に想像するけれど…クエストマーカーがあって本当に良かった。言葉なんて解らなくても、ストーリーなんて知らなくても、クエストマーカーに従えばゲームは進む!クエストマーカーは偉大です。
これは本当にゲームをプレイしないと伝わらないニュアンスなので、文句を言う気はさらさら無いんですが、つい語りたくなってしまうんですよねぇ。このゲームおかしいよね!って。笑い話としてね。
ゲームプレイとしては、しっかり楽しい!
ディストピア物で人間が登場しないという点は、気軽にプレイ出来る感じがあって良いですね。人間が登場し、終末に向かう世界の中で人々の行動や思考の機微を楽しむ、というのも良いのですが、まるで行動観察をするように、完全な他人事としてプレイ出来るのは、さくっとプレイ勢には相性が良い感じです。
癖のあるゲームなのにこれだけに話題になったこともあって、ゲームとしての良い部分も中々に充実しておりますよ。
グラフィックが素晴らしい!
画質は落としていますが、やっぱりグラフィックの綺麗さは秀逸です。PS5でプレイしていることもあって、とにかく風景が美しい。
生涯初めて自分でプレイしたゲームがスーパーマリオブラザーズ的な世代としては、こんな景色の中を自由に探索出来るゲームが生まれるだなんて、想像だにしませんでしたよ。
VRやARが発展して行けば、形の詳細は別として、マトリックスみたいなガチ仮想世界なんていうのも、そう遠すぎる未来の話ではないのでしょうねぇ。面白そうなようで、恐いようで。
クラフトや戦闘が適度なボリューム感で良い
よく解らないジャンク装備のクラフト要素、楽しいですね。色々なパラメーターはあるけれど、それほどシビアなゲームバランスではないこともあって、適当にポチポチクラフトしていればok。不要な装備は分解して使い道もあるし、物品は山ほど転がっているので、ついつい細かなアイテム収集をしてしまいます。
この辺りはスタイルによるでしょうね。ちまちまアイテム収集するのが面倒なひとは、目に付いた物だけ適当に拾うだけでも全然ゲームは進められるバランスになっています。
今の所愛用している近接武器。単純な見た目重視で作ったやつです。クラ〇ドさんの某大剣みたいなフォルムはやっぱり厨二心をくすぐりますよね。
基本的にはガラクタ感モリモリの武器が多くて、鈍器や糸鋸ならまだしも、トイレブラシみたいな物まであったりします。そんなガラクタ的な武器で遊ぶも良し、カッコ良い見た目じゃないとテンションが上がらない勢はこういう大剣を使っても良し。
そして、現在愛用している遠距離武器。偶然かなり初期に入手出来た部品で適当に使っていたら強かった連射系武器ですね。遠距離武器に関しては「これは!」という外観の部品が少ないので、完全に性能重視でクラフトしてます。
リロードの概念こそあれ、弾丸は無限という割り切ったスタイル。リアルにする部分と割り切る部分とのバランスも良い感じです。中にはブーメランとか弓のような遠距離武器もあるので、使っていて面白いと感じる物を選べるのは良いですね。
色んな武器があるけれど、結局はこいつを使わないと極端に難しくなるよ!的なゲームがどうしても多いですが、このゲームに関しては今の所そういうのは無さそうです。
ちょうど良さそうなボリューム感
今の所、プレイ開始してから2週間もたたないくらい。無職の身ではありますが、一日に何時間もプレイすることはまずない程度のペースでプレイしてます。歳取ると長時間ゲームは疲れるので…
で、私は結構細かくマップやサブクエを回収して回るスタイル。厳密に、しらみつぶしに、までは行きませんが、ざっくり8割くらいは回収していく感じですかね。それで、おおよそ半分ちょい進んだかな?というボリューム感です。
なんとも身勝手でわがままボディな考えなんですが、オープンワールドのボリュームバランスって難しいですよね。
広大なフィールドはテンションがあがりますし、大好きになったゲームの世界がどこまでも広がっていて、どこまでも歩いていける幸せというのは確かにあります。マップを見た時に「おいおい、どこまで行けるんだよ!」というワクワク感を感じるのは素晴らしいんですが…
あまりにもボリュームが膨大で、フィールドが広大過ぎると、途中で飽きるんですよ。
これ、オープンワールドが好きで隅々まで探索したくなるタイプあるあるだと思うんですけど、メインストーリーそっちのけであちこち歩き回るもんだから、途中で世界に飽きちゃうんですよね。
もちろん、そういう時はメインストーリーに戻ってやる気を戻すんですが、最終的にちょっとダレた後味が残ってしまうというか。ゲーム内容とのバランスにもよるんでしょうけどね。
Fall out系は、ちょっとダレてしまった記憶があります。
アサシンクリード オデッセイとかは、長いのにかなりしゃぶり尽くせた気がしますね。
ノーマンズスカイは、あれはもはやゲーム規模や内容が特殊過ぎますが…
今の所、バイオミュータントのボリューム感覚は程良さそうです。飽きもせず、ボリューム不足を感じもせず、楽しくクリアまで行けそうな予感がしています。
ストーリーは…うん、考えないでおきましょう。物語としてどう締めくくるのか?はちょっと興味がありますけどね。
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