史上最強の魔法「だからどうした?」
毎日毎日、しけたことばかり。しんどいことばかり。嫌になりますねぇ。
外を見れば、猛暑、大雨、戦争。
内を見れば、苦悩、挫折、社会不適合。
ただでさえこの始末なのに、年齢を重ねて行けば行くほどに難易度はぶちあがって行くこのクソ仕様、なんとかなりませんかねぇ。
身体能力は衰え、感覚機能すらもポンコツに。脳細胞だって老化するのだから、頭を使う能力だって、出力そのものは落ちて行く一方。これまでに身に付けたスキルを支えにして、なんとかかんとかやっていくしかないこの感じ。なんだこれ、初期のWizか?
放って置いても人生終了へのカウントダウンは止まらない。お金も幸運も舞い降りず、空から振って来るのは雨とあられと鳥の糞。
こんな時こそ言ってやるのです。だからどうした?
やけくそ?そうでしょうか。
負け惜しみ?そんなことはないでしょう。
世の中に溢れる「どうやったって仕方のない、どうしようもない物事」に対しての最適解こそが「だからどうした?」でしょう。
そんなの何の解決にもならないべや?と思うあなたはクソ真面目。だってそもそもの定義が「どうしようもないこと」なのだから。見ない、聴かない、対処なんてしない。情報過多になり過ぎた近代に於いて、雑音は雑音として置いておく勇気こそ、明日を切り開く希望のように思えて他なりません。
「だからどうした?」なんて言いながら。自身の見定めた物へ注力していく人達。そんな彼らこそが、誰よりも何かを手に入れ、人々や世の中を引っ張り、多くの人の役にも立っているような気がしませんか?
やべぇ奴なくらいがちょうど良いのです。『ニツポンのヘヴィメタル』を掲げる『THE冠』が放つ必殺曲『だからどうした』を胸に、今日も今日として邁進して参りましょう。
THE冠のヘヴィメタルにぶち壊せない物は無し
そうはいってもさぁ…というのが世の常ですよね。この必殺魔法「だからどうした」も、独りやさぐれてビールをちびちびやりながら呟いていては、効力を発揮出来ません。
THE冠の、ニッポンのヘヴィメタルと共に、爆裂サウンドを伴って、「だからどうした?アホボケクソカスハゲぇ!」と啖呵を切るからこそ、最大効力が発揮されるというもの。
だまされたと思って、とにかく聴いてみてくださいよ。
ヘヴィな音を出させたら天下一品、最強ギターのK-A-Zの放つ激重リフ。
次々と爆弾が爆発するような激烈なリズム隊。
歌メロを大事にしながら、圧倒的な歌唱力を持つ冠の歌声。
一段ギアを上げるかのように疾走していく爽快なサビ。
そんな彼らが叫ぶのです。「だからどうした?」と。
死ぬまで生き抜く、それだけ、と。
もうね、こんなの説得力しかないでしょ。
更に、細かい歌詞の端々にも注目です。聴こえて来る歌詞、言葉の数々。共感しかありませんよ。生きるスタイルはひとそれぞれ、様々な考えはあれど、少なからず誰もが頷いてしまう部分があるのではないでしょうか。
その言葉、その言い分、確かに解る。一理ある。けれど、それを言い切ることにどれだけの覚悟が居るか、はかり知れないものです。
自分達がこれと信じる音楽を、好きでたまらない音楽を一途に演り続ける。
流行りすたりなんてつゆ知らず。あくまでも自分の信じた道を歩き続ける。
言うは易し、するは難し。
実際にそんな生き方を若い時分から今尚続け、届けてくれる爆音はガチのホンモノ。
言葉で、音で、その背中で語る。THE冠は、ニッポンのヘヴィメタルを掲げるこの漢達は、そのメッセージを身を持って体現してくれるわけです。
そして、サビにも出て来る通り。
だからどうした? つまり、So what?
エモ過ぎでしょう!
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