リアル亀仙人発見!
ドイツのパワーメタルの権化Rageの『Virginity』のMVを拝見し、ピーヴィの姿に舌鼓を打ったのは先日のこと。
巨体+スキンヘッド+サングラス+したためた白髭+金属的衣装=北斗の拳感溢れる世紀末ボス感満載、という素晴らしい構図であったわけですが、年齢を重ねた外観の素晴らしさに於いては、元メンバーであったマイク・テラーナそのひとも外せない。
マイクテラーナはアメリカ出身、現在はドイツを拠点に活動しているドラマーでございます。Rageを脱退した後は、元Nightwishのターヤの活動に参加したりと、精力的に活動しているようですね。
当時のRageのインタビュー等で、俺に歌わせた方が上手いぜ?HAHAHA!!ってなくらいのアメリカーんなこの方。プレイスタイルも豪胆!なのに繊細。大好きなドラマーの一人。
その最近のお姿は…と言いますと、これよ!
かめはめ波を撃って、月のひとつやふたつ、消し飛ばしてしまいそうでしょう?
マッチョ+タンクトップ+サングラス+逆さキャップ+白髭=亀仙人(本気ver)というこれまた素晴らしい構図が出来上がっております。
ドラムは力任せに叩けば良いというものではない、なんてことは百も承知ですが、やはりパワフルなプレイというのは魅力的。これまた、こんな年齢の重ね方が出来たら最高だよなぁ…という一例であります。
楽曲の方はこちら。
もちろん、楽曲の方もパワー全開
正直、マイク・テラーナ最高だよね!という点が一番のトピックスであるのですが…もちろん、楽曲の方『Straigh to hell』もThe パワーメタルと言わんばかりのエネルギッシュな良曲です。
この曲は、Rageの長い長い活動の中では中期くらいの曲、と言って良いのでしょうかね。印象に残るのは、やっぱりイントロの部分。
ドゥルットゥッ♪ドゥルットゥッ♪ドゥルドゥル…ドゥルットゥットゥットゥットゥッ…one more!
ここを聴きたいがために聴いている、まであるこの曲。パワーメタルとは言え、終始力押しでゴリゴリ攻めるというよりも、リズムやうねりがグルービーな楽曲となっております。
そんなイカしたノリ感たっぷりの楽曲の中で、パワーメタルならではの強烈なパンチをここぞという所で喰らわしてくる、実にニクイやり口ですね。
時には軽やかに、時には強烈に。変幻自在のドラムワークにド変態ギタープレイが乗ることで、こちらはまるで濁流に飲まれたかのよう。ずっしり腰を据えたパワー曲のようで、実はギュンギュンとリズムと音色の渦に翻弄されて行きます。
そしてライブでは、ここぞという時にこの曲が放たれるのでしょう。最近発売された音源に収録されていたライブ音源では、この曲の締め付近で「one more!」のくだりを何度も何度も擦る展開。
最高のライブで、盛り上がったクライマックスで、one more!one more!なんて。それこそ全人類の魂の叫びじゃないですか。
one more!って言葉の力強さ、良いですよ。
楽しい物事であれば、もっともっと楽しみたい。one more!
失敗をしたって諦めずに挑戦したい。one more!
何かが終わってしまったとしても、またそこから始めたい。one more!
もう一度…もう一度だ!まだだ…まだ終わらんよ!というところですね。
ただ、このYouTube映像を見てしまうと、ついこのフレーズが浮かんでしまうのでした。
最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。
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